
美味しさの秘密



こだわりの
シングルオリジンコーヒー
世界各国から仕入れたこだわりのコーヒー豆を丁寧に焙煎しています。
豆によって様々な個性があるので、豆の良さが一番引き出される頃合いを見極め、一番美味しく召し上がっていただける焙煎度合いでご提供しております。



欠点豆を丁寧にピックアップ
発育不良や異形、カビが付いている豆などを総称して欠点豆と呼びます。
欠点豆を含んだまま焙煎をしてしまうと、抽出時に苦みやえぐみが出てしまい、雑味の原因となります。
ALIGN COFFEE ROASTERでは、この欠点豆を丁寧にピックしています。



焼きムラをなくす独自のシステム
コーヒーの雑味は、欠点豆以外にも豆の焼きムラでも発生してしまいます。焼きムラの原因となる一番の理由は、豆のサイズが均一でないことです。
この問題を解消するため、ALIGN COFFEE ROASTERでは、AI技術と機械技術を組み合わせた独自の豆の選別機を開発しました。
これにより、焼きムラの発生を限りなくゼロに近づけ、雑味の極めて少ないクリアな味わいのコーヒーを皆様へご提供いたします。
ストーリーー焼きムラをなくすための挑戦ー
ALIGN COFFEE ROASTERでは、Point1~3までの中でも、特に焼きムラをなくすことにこだわりを持ってきました。
現在に至るまでの気づきや苦悩など、これまで歩みをご紹介いたします。


「どうして、高品質なスペシャルティなのに嫌な雑味を感じるのだろうか?」その疑問が私たちの原点です。
コーヒー豆は一粒一粒大きさや形が異なります。農作物なので形や大きさが異なるのは当然です。しかしそれが当たり前だと受け止められ、これまで誰もその点に深く考えを巡らせてこなかったのだと思います。
写真は原産国・農園・品種・ロットすべて同じコーヒー豆です。品質が高いスペシャルティクラスでも、このぐらい大きさが違う生豆は当たり前に混在しています。
私たちはそこに大きな問題が潜んでいるのではないかと考えたのです。
「この大きさの違いこそが、嫌な雑味を生んでいるのではないか?」と。






京都のとある老舗料亭では、ご飯を炊く前にお米の一粒一粒を目で見て、割れたり欠けたお米が混ざっていない事を丁寧に確認しているそうです。
理由を尋ねてみたところ、割れたり、欠けたりしているお米は余計な水分を吸ってしまって炊きあがったお米の食味が悪くなるからです。
大変手間がかかります。でも、 そのひと手間をかけてやることで炊きあがったご飯はより美味しくなるんですよ。
と、話してくれました。
言われてみれば納得の話ですが、「古くからの歴史ある老舗はレベルが違うな」と感嘆しました。
同じことはコーヒーにもいえます。欠点豆として取り除くべき割れ豆や欠け豆は正常な豆に比べて余計に加熱されてしまい、コーヒーの香りや味わいを悪くします。これが嫌な雑味の原因です。
雑味の原因が割れ豆や欠け豆なら、極端に大きさが違う生豆もコーヒーの風味を悪くしてしまっている可能性がある。そのことに気が付いたのです。




少し想像してください。
大きさが異なる生豆が混在したままの状態で焙煎機に投入して焼き上げたらどうなると思いますか?
当然ですが、写真のように焼きムラができる結果になります。
私たちは様々な試行錯誤を繰り返した結果、焼き加減の違いが「えぐ味」や「渋み」という雑味の原因を生み出しているという事実を突き止めました。






生豆の大きさの違いが雑味の原因であることを証明できた事は、まさに私たちのコーヒーへの情熱の証です。
それから6年間、何もない状況から「雑味ない美味しいコーヒーをつくりたい」その情熱だけでこの問題に取り組んできました。膨大な時間をかけ生豆の大きさを均一に揃え、焙煎し、風味を確認しました。
一粒一粒の生豆の大きさを目で見て確認するアナログな手作業を来る日も来る日もコツコツと積み上げてきました。そして、しっかりコーヒーらしい香味がありながらも雑味がない美味しいコーヒーをつくる独自基準を確立しました。
私たちのコーヒーは生豆の大きさを、横幅0.2ミリ単位、縦1ミリ単位で精密にサイズ選別し、体積まで均一に揃った生豆だけを焙煎するというコンセプトで製造しています。
調べ尽くしたかぎり、海外を含めて私たちと同じ取り組みをしているコーヒーロースターは存在しませんでした。つまり、生豆の大きさを体積レベルで精密かつ均一に揃えるという取り組みは、私たちアラインコーヒーロースターだけの唯一無二のコンセプトということです。






「このコーヒーを多くのコーヒーファンに届けたい!そのためにお店を作ろう」
2021年、私たちの新たなチャレンジがスタートしました。
私たちがこれまで膨大な時間を費やし、積み重ねてきた職人技とも言えるアナログな手作業と目視確認によるサイズ選別工程を、機械で再現することができれば、均一に揃った生豆が量産でき、お店をオープンすることができます。
私たちは日々奔走しました。
数多くの選別機械メーカーに開発に協力してもらえないかを相談しました。しかし「実現は不可能」と断られ続けました。
それでも私たちは諦めませんでした。「作ってくれるメーカーがいないのなら、自分たちで独自開発しよう」何も無いところから模索の日々が始まりました。
コーヒー生豆を横幅0.2ミリ単位で揃えることは「ふるい選別機」を自作することで実現できました。
しかし、細長く、半球体のコーヒー生豆を縦1ミリ単位で揃える選別機は技術的に実現が不可能なことでした。
数多くの選別機械メーカーが実現不可能だと判断したとおりでした。
当然の結果ですが、素人の私たちが解決できるはずもありませんでした。
開発はストップし、時間だけが虚しく過ぎていきました。






それは唐突にやってきました。
私たちは、エンジニアの方が作った選別機械の動画を見つけたのです。
すぐに動画投稿サイトからDMを送りました。
私たちが実現したい新時代のコーヒーへの夢
雑味なく美味しいコーヒーをつくることへの情熱
私たちのコーヒーだけが持つ、唯一無二のコンセプト
私たちは想いのすべてを伝えました。
熱意を理解して快諾してくださり、生豆サイズ選別機の開発に協力してもらえることになりました。
半年以上も止まっていた出店計画が、 ゆっくり動きはじめました。






再び動き始めた出店計画は順調に進んで行きました。
2024年1月、私たちのコーヒー生豆AIサイズ選別機が完成しました。
数多くの選別機械メーカーが実現は不可能だといって取り合ってくれなかったコーヒー生豆のサイズ選別機を私たちは独自開発し、実用化させたのです。
この選別機によってこれまでのアナログな手作業でのサイズ選別と比較すると飛躍的に効率化できました。その結果として、多くのコーヒーファンの方々に雑味のない最高に美味しいコーヒーを届けられるようになりました。